ホーム家庭療育教育関連 受験生に休みなし、親も休みなし 2025年5月31日 志望校が決まったからと言って… 受験生にとって「休み」は存在しない。 それは親も同じ。 お盆には夏期講習。 毎日の塾通い。 学校からの夏休みの課題もこなしながら、受験勉強に追われる日々。 長期休みのたびに二桁単位で出ていくお金💦 まだ進路が決まっていない子は、 オープンスクールや体験授業、学校見学へ。 少しでも進路の参考になればと、 文化祭や体育祭を見に行く機会もあった。 文化系の部活に興味がある子にとっては、文化祭は貴重な判断材料。 「この学校なら、自分の好きなことができるかもしれない」とイメージが膨らむ。 高校進路はどう決めるの? 「決めたら終わり」ではなく、いつでも変更していい 秋になり、冬が近づくと、進路を決めなければならないタイムリミットとなる。 娘は「一度決めたらやり直しはできない」 と思っていたけれど、私は何度も伝えた。 「いつでも変更していいよ。」 「4月入学にこだわらなければ、選択肢はもっと広がるよ。」 焦る必要はない。 それでも、受験はスケジュール通りに進んでいく。 12月、公立か私立か、最終的な選択を迫られる。 悩んだ末、娘は私立専願に決めた。 娘の精神的な安定を第一に考えたから。 専願にすることで一般受験よりも有利になるという利点もあった。 冬季講習では、毎日のように過去問を解く。 お正月も関係ない。 メンズたちと旦那を夫の実家へ送り出し、 わたしと娘と二人で年明けを迎えた。 1番穏やかな正月でした 願書提出も慎重に進める。 私立高校ごとに申し込み方法が違い、入試の金額も支払い方法もちがう。 間違えないように、 何度もコースを確認しながら娘と一緒に手続きをした。 それでも、最後の最後まで「変更できる余白」を残していた。 他の高校の申込期限をチェックしてたなぁ… 過酷すぎる2月。 1周目 学年末のレポートがでる(学校) 塾は、最後の追い込み 合格発表は、2日後。金曜日までには入学金を支払わないといけない。親も過密スケジュール。学年末のレポートは、入試終わったあとにやろうと塾の先生から説得してもらった。 2週目 私立高校入試(筆記) 高校によっては面接が2日目にある 3週目 一般推薦や特殊類型、多部制の入試。 その数日後 学校での学年末テストとレポートの提出 いや、いろんやろーと叫ぶ母 学年末のテストは、受けなくてもいいし悪い点数でもいいのでは?入試に反映されないから…と思う、母www 勉強しすぎる娘、止める母 秋から冬にかけて、通っていた塾では1日7時間の勉強会があった。 「自分から参加したい」と言い出すほど、彼女の中には強い危機感があった。 「体よりも勉強」 そんな考えに囚われてしまった娘を、わたしは何度も声をかけた。 勉強よりも体が大事だよ 何度伝えても、彼女には届かない。 塾の先生からは 「体調管理も受験生の宿題だよ」 と言ってくれた。 やさしき塾の先生にあたって、ありがたや。 自習室もつかいまくってたから、どれくらい勉強してたのかを把握してくれるトコでよかった。 高校進路のことを書く前に、まずは塾選びについて 娘は、とにかく不安から勉強しすぎてしまう傾向があった。 睡眠時間をけずって、勉強しすぎても頭がせいりされないし、免疫は落ちるだろうし、効率が悪いと思うわたしであった。睡眠の質と量のお話を何度したことか… どうしても休まない娘に、わたしは最後の手段を取った。 ブレーカーを落とす。 お風呂にも入らず、 寝る間も惜しんで勉強し続ける娘。 「もう、強制的に止めるしかない」 電気を落とした。 今となっては、そこまでしなくとも…と思うけれども当時は本当に必死だった。 インフルエンザとコロナ、最後の大敵 1月になると、コロナとインフルエンザが流行。 小学校では学級閉鎖が相次ぎ、我が家にも危険が迫る。 念のため、コロナにかかった時の対応もチェックしておきました。別の日に受けられることもあるけど、学校によって対応がちがうそうです。 いくら娘が体調に気をつけていても、弟たちから感染する可能性がある。 仕事をしている夫からうつることも考えられる。 リビングに入る前には必ず手洗い・うがいを徹底させた。 せっかくココまでがんばり抜いた娘 数ヶ月の努力を無駄にしたくない。 受験できないとなると悔やまれる…よ。 どんな反応がかえってくるかわからない怖さもあった💦 受験の直前で、病気になるわけにはいかない。 そんなへんなプレッシャーがかかる りょう育ママ とりあえず入試の日は無事に学校まで連れて行く、までが わたしにもプレッシャーでした。 娘の前では、どーんと構えていて「大丈夫」と言ってました。 メンズから感染症なったら、娘がうらまないか…と 入試までのメンタルの不安だけが心配でしたね。 受けて落ちてもわたしは、「そっか。どうしたい?」と聞くだけなので 受験の不安と娘のメンタル 勉強が大切だということはわかっているけれど、 いろんなことが重なって (レポート、入試、学年末、宿題) 何から始めればよいのか、 どうしていいのか迷い続けていたみたいなのです。 「過去問を解かないといけない」 「でも、学校のレポートもある」 「どうしたらいいの?」 その不安に押しつぶされそうな気持ち、 焦る気持ち、進めない自分を責める気持ちが大爆発してたのです。 そんな時こそ冷静に、 整理することが大事だと話しました。 最も優先すべきことは 入試 学校のレポートは入試が終わってからにしよう。 いや…そりゃ、そうよね。むしろレポート書かなくてもいいと伝えたくらい 娘には、一つずつ落ち着いて進められるようにサポートすることにしました。 塾のサポートと教科の調整 入試に向けて、塾の先生ともしっかり相談しました。娘の得意科目、苦手科目、 そして受験に向けて必要な科目をしっかりと見極めて、対応してもらうことにしました。 最初は、5教科の中でも数学と社会を受けてました。 5教科全部を受けられるだけの時間もお金もないので、内心点を上げてもらっていた。 英語は得意だったので、 12月からは、内申点よりも入試の過去問を解くために国語と数学へ変更しました。 塾の先生にも柔軟に対応してもらい、苦手な部分を重点的に学べるように調整してもらいました。 受験終了後には、リラックスするために大好きな英語に戻り、さらにもう一教科は娘自身に選んでもらいました。 「これをやりたい!」という気持ちを大切にしてあげることも、娘にとっては大きな支えになったようです。 入試当日、みんなのサポート いよいよ入試当日 土曜日は座学、日曜日は面接というスケジュール。 娘は同じ学校から受ける友達がいなかったため、付き添いは、わたしと夫。 どちらがつきそうか、を娘に決めてもらった。 わたしは、日曜日が仕事だったので、必然的に土曜日となりました。初日のほうが緊張するからね。 初日の座学の時、娘はとても緊張していたようで、手が冷たくなっていました。 その手を学校の門の前で温めてから、送り出しました。 とりあえず、学校へ着くまでが親のサポートと思ってました。 遅延もなく、スムーズに電車をのりかえられてました。 試験が終わった後、不安や心配の泥沼をさけるために 娘には気分転換! 予約していた紙の材料で雛人形を作るワークショップに行ってもらいました。 娘が大好きな先生に頼んでおいたので、少しはリラックスできたようです。 面接の練習と気づき ワークショップの後、まだ緊張していた娘。 おなじくワークショップをしていた人が突然 「面接の練習をしよう」と言いはじめた。 練習の中で、 お名前は? 志望動機は? という普通の質問に加えて、 「戦争についてどう思うか?」というような、難しい質問が飛び出しました。 その難しい質問も、実は娘を励ますためでした。 「これ以上むずかしい質問は、高校入試ではでないから」と。 いろんな街の人に支えられ、少し気分転換になり、家へ帰る頃には娘の笑顔がちょっとこぼれました。 りょう育ママ 娘がどんな思いで受験したのか。その悩みや経験が大きな財産になっています。 受験は、ただ試験を受けるだけではなく、ココロの成長を感じるコトでもあります。 毎日の不安、焦り、そして気持ちの波もたっぷり味わったしね。 お願い リンク先へ飛ぶことで投票されます。 一人でも多くのママさんに当blogを知っていただけるよう、応援クリックをお願いします。 にほんブログ村 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 上に表示された文字を入力してください。 Δ
受験生にとって「休み」は存在しない。
それは親も同じ。
お盆には夏期講習。
毎日の塾通い。
学校からの夏休みの課題もこなしながら、受験勉強に追われる日々。
長期休みのたびに二桁単位で出ていくお金💦
まだ進路が決まっていない子は、
オープンスクールや体験授業、学校見学へ。
少しでも進路の参考になればと、
文化祭や体育祭を見に行く機会もあった。
文化系の部活に興味がある子にとっては、文化祭は貴重な判断材料。
「この学校なら、自分の好きなことができるかもしれない」とイメージが膨らむ。
「決めたら終わり」ではなく、いつでも変更していい
秋になり、冬が近づくと、進路を決めなければならないタイムリミットとなる。
娘は「一度決めたらやり直しはできない」
と思っていたけれど、私は何度も伝えた。
「いつでも変更していいよ。」
「4月入学にこだわらなければ、選択肢はもっと広がるよ。」
焦る必要はない。
それでも、受験はスケジュール通りに進んでいく。
12月、公立か私立か、最終的な選択を迫られる。
悩んだ末、娘は私立専願に決めた。
娘の精神的な安定を第一に考えたから。
専願にすることで一般受験よりも有利になるという利点もあった。
冬季講習では、毎日のように過去問を解く。
お正月も関係ない。
メンズたちと旦那を夫の実家へ送り出し、
わたしと娘と二人で年明けを迎えた。
1番穏やかな正月でした
願書提出も慎重に進める。
私立高校ごとに申し込み方法が違い、入試の金額も支払い方法もちがう。
間違えないように、
何度もコースを確認しながら娘と一緒に手続きをした。
それでも、最後の最後まで「変更できる余白」を残していた。
他の高校の申込期限をチェックしてたなぁ…
過酷すぎる2月。
1周目
学年末のレポートがでる(学校)
塾は、最後の追い込み
合格発表は、2日後。金曜日までには入学金を支払わないといけない。親も過密スケジュール。学年末のレポートは、入試終わったあとにやろうと塾の先生から説得してもらった。
2週目
私立高校入試(筆記)
高校によっては面接が2日目にある
3週目
一般推薦や特殊類型、多部制の入試。
その数日後
学校での学年末テストとレポートの提出
いや、いろんやろーと叫ぶ母
学年末のテストは、受けなくてもいいし悪い点数でもいいのでは?入試に反映されないから…と思う、母www
勉強しすぎる娘、止める母
秋から冬にかけて、通っていた塾では1日7時間の勉強会があった。
「自分から参加したい」と言い出すほど、彼女の中には強い危機感があった。
「体よりも勉強」
そんな考えに囚われてしまった娘を、わたしは何度も声をかけた。
勉強よりも体が大事だよ
何度伝えても、彼女には届かない。
塾の先生からは
どうしても休まない娘に、わたしは最後の手段を取った。
ブレーカーを落とす。
お風呂にも入らず、
寝る間も惜しんで勉強し続ける娘。
「もう、強制的に止めるしかない」
電気を落とした。
今となっては、そこまでしなくとも…と思うけれども当時は本当に必死だった。
インフルエンザとコロナ、最後の大敵
1月になると、コロナとインフルエンザが流行。
小学校では学級閉鎖が相次ぎ、我が家にも危険が迫る。
念のため、コロナにかかった時の対応もチェックしておきました。別の日に受けられることもあるけど、学校によって対応がちがうそうです。
いくら娘が体調に気をつけていても、弟たちから感染する可能性がある。
仕事をしている夫からうつることも考えられる。
リビングに入る前には必ず手洗い・うがいを徹底させた。
せっかくココまでがんばり抜いた娘
数ヶ月の努力を無駄にしたくない。
受験できないとなると悔やまれる…よ。
どんな反応がかえってくるかわからない怖さもあった💦
受験の直前で、病気になるわけにはいかない。
そんなへんなプレッシャーがかかる
わたしにもプレッシャーでした。
娘の前では、どーんと構えていて「大丈夫」と言ってました。
メンズから感染症なったら、娘がうらまないか…と
入試までのメンタルの不安だけが心配でしたね。
受けて落ちてもわたしは、「そっか。どうしたい?」と聞くだけなので
受験の不安と娘のメンタル
勉強が大切だということはわかっているけれど、
いろんなことが重なって
(レポート、入試、学年末、宿題)
何から始めればよいのか、
どうしていいのか迷い続けていたみたいなのです。
「過去問を解かないといけない」
「でも、学校のレポートもある」
「どうしたらいいの?」
その不安に押しつぶされそうな気持ち、
焦る気持ち、進めない自分を責める気持ちが大爆発してたのです。
そんな時こそ冷静に、
整理することが大事だと話しました。
最も優先すべきことは
入試
学校のレポートは入試が終わってからにしよう。
いや…そりゃ、そうよね。むしろレポート書かなくてもいいと伝えたくらい
娘には、一つずつ落ち着いて進められるようにサポートすることにしました。
塾のサポートと教科の調整
そして受験に向けて必要な科目をしっかりと見極めて、対応してもらうことにしました。
最初は、5教科の中でも数学と社会を受けてました。
5教科全部を受けられるだけの時間もお金もないので、内心点を上げてもらっていた。
英語は得意だったので、
12月からは、内申点よりも入試の過去問を解くために国語と数学へ変更しました。
塾の先生にも柔軟に対応してもらい、苦手な部分を重点的に学べるように調整してもらいました。
受験終了後には、リラックスするために大好きな英語に戻り、さらにもう一教科は娘自身に選んでもらいました。
「これをやりたい!」という気持ちを大切にしてあげることも、娘にとっては大きな支えになったようです。
入試当日、みんなのサポート
いよいよ入試当日
土曜日は座学、日曜日は面接というスケジュール。
娘は同じ学校から受ける友達がいなかったため、付き添いは、わたしと夫。
どちらがつきそうか、を娘に決めてもらった。
わたしは、日曜日が仕事だったので、必然的に土曜日となりました。初日のほうが緊張するからね。
初日の座学の時、娘はとても緊張していたようで、手が冷たくなっていました。
その手を学校の門の前で温めてから、送り出しました。
とりあえず、学校へ着くまでが親のサポートと思ってました。
遅延もなく、スムーズに電車をのりかえられてました。
試験が終わった後、不安や心配の泥沼をさけるために
娘には気分転換!
予約していた紙の材料で雛人形を作るワークショップに行ってもらいました。
娘が大好きな先生に頼んでおいたので、少しはリラックスできたようです。
面接の練習と気づき
ワークショップの後、まだ緊張していた娘。
おなじくワークショップをしていた人が突然
「面接の練習をしよう」と言いはじめた。
練習の中で、
お名前は?
志望動機は?
という普通の質問に加えて、
「戦争についてどう思うか?」というような、難しい質問が飛び出しました。
その難しい質問も、実は娘を励ますためでした。
「これ以上むずかしい質問は、高校入試ではでないから」と。
いろんな街の人に支えられ、少し気分転換になり、家へ帰る頃には娘の笑顔がちょっとこぼれました。
受験は、ただ試験を受けるだけではなく、ココロの成長を感じるコトでもあります。
毎日の不安、焦り、そして気持ちの波もたっぷり味わったしね。