子どもの発達に悩んでいるパパママは、凸凹カフェへ

特別支援学級ってうちの子に合うの?

「うちの子、もしかして特別支援学級の方が安心して過ごせるのかな…」
そんなふうに悩んだことはありませんか?

「通常の学級でやっていけるのかな?」
「特別支援学級って何?」
「どんな子が通うの?」
「普通のクラスとどう違うの?」
など、分からないことが多くて、不安になるのは当然です。

特別支援学級の基本と現場の様子、そして選び方のヒントをまとめました。
これが高校入試にまで関わるんです💦

わが子が支援学級に通っているママとしての体験も交えながら、「特別支援学級」について、できるだけわかりやすくまとめますね。

「特別支援学級」って聞くと、どんなイメージを持ちますか?

“うちの子には関係ない”と思っていたのに、
幼稚園や保育園の先生から進学のタイミングで
「支援学級を考えてみてもいいかもしれませんね」
と言われて、戸惑った…そんなママもいるかもしれません。

特別支援学級ってどんな学級?

特別支援学級は、小学校や中学校のなかにある、発達や体の特性に応じたサポートを行うためのクラス。

  • 知的障害
  • 自閉スペクトラム症や情緒の不安定さ
  • 難聴、弱視
  • 肢体不自由や病弱など

発達に凸凹のあるこどもたちは「自閉症・情緒障害学級」に在籍するケースが多いです。
特別なことは、しません。こどもにあったサポートをするのです。

支援学級と通常学級のちがい

特別支援学級は、1クラスに最大8人まで。
その子に合った学び方で進めていけるのが大きな特徴。

担任の先生が一人ひとりの特性に合わせて「個別の指導計画」を作成。
1人の先生が異なる学年や特性をもつこどもたちを同時に見るため、とても専門性が求められます。
必ずしも特別支援教育の資格を持っているわけではないので、先生との相性や経験値もポイントになります。

実際の学校生活ってどんな感じ?

とある中学校の一日を紹介します。

  • 朝の登校:まずは支援学級に顔を出し、連絡帳を渡したあと、交流学級へ
  • 授業:特別支援学級で国語や算数は個別に、英語や理科は小グループで授業を受けることも
  • 給食・昼休み:交流学級で一緒に食べる子もいれば、支援学級で過ごす子も
  • 放課後:掃除や終わりの会は交流学級で行い、部活動に参加することも可能

支援学級のメリット・注意点

 

AIに作ってもらったイラスト。漢字だけがおしい!

 

支援学級に在籍しているこどもたちは、週の半分以上を支援学級の教室ですごします
必要に応じて通常学級での活動にも参加します。
その子の学習の進度や得意なこと
苦手なことに合わせて柔軟に過ごせる一方で、
将来の進路に影響が出ることもあります。

公立高校の受験では、内申点が数値ではなく「文章」で記載されることがあり、その場合は志望校によって受験が難しくなるケースもあります。

◎メリット

  • 少人数で目が届きやすい
  • 困りごとに合わせてサポートが受けられる
  • 学び方の柔軟性があるとこもある(個別・小グループ・交流学級)

△注意点

  • 担当の先生に専門知識があるかどうかには差がある
  • 高校進学時に内申点の扱いで不利になることもある
  • 地域によっては希望する学級がないことも

わが子は、中学3年生のときに支援学級から通常学級へ移籍しました。

中学2年生まで特別支援学級に在籍してました。
高校入試のために(内申点のかねあいで)
中3時に支援学級から通常学級へ移籍しました。

 

文部科学省からの通知を受け、進路を見据えた上での判断でした。
通常学級に在籍しながらも、放課後には通級指導教室を活用して、必要な支援は続けました。

本人は「やりすぎてしまう」傾向があったので、
勉強のスケジュールを整える練習や、
「わからない」と伝える練習も通級で行いました。
支援のかたちは変わっても、こどものペースや特性に合わせた関わり方は続けられることもあります。
うちは、学校だけではサポートが足りなかったので塾へも通いました。

文部科学省からある通知がきたので、小中学生の親はココロがざわついたかと思います
わたしもかなりココロがざわつきました💦

支援学級でよく行われる内容にはこんなものがあります。

  • マンツーマンでの個別指導
  • SST(ソーシャルスキルトレーニング)やアンガーマネジメント
  • 雑談力の練習や、課題後のリラックスタイム
  • 学習や宿題のスケジュールづくり
  • 「自立活動」と呼ばれる、自分らしく生活する力を育てる時間

 Q.支援学級に通うと、経済的なサポートもある?

「特別支援教育就学奨励費」という制度があります。

学校での学用品や給食費など、一部の実費が補助されます。
家庭の所得状況などにより異なりますが
申請すれば受けられる場合が多いので、忘れず確認してください。

自分の子に合う学級を見つけるために

迷っているとき、まず考えたいのは「こどもにとって安心して過ごせる場所かどうか」。
学校や教育委員会、スクールカウンセラー、特別支援学級に在籍していた先輩ママと話し合いながら決めていきましょう。

  • こどもの気持ち:どう感じているか。言いづらい場合は第3者のサポートも。
  • 困りごとの内容:どんな場面で困り感が強いのか
  • 学校の体制:支援学級の運営方針や交流学級との関わり
  • 将来の進路:中学・高校をどう過ごしたいか

支援学級に通うかどうかは、親にとっても大きな決断。

迷っている今だからこそ、焦らず、こどもの気持ちを見つめ、たくさん話してみてください。
あなたのお子さんに合った学びの場が、きっと見つかりますように。

特別支援学級に向いているかどうかを考えるときは、「今」の困りごとだけでなく、
「中学校・高校・その先」のことも視野に入れて考えることが大切です。
こどもは、いずれオトナになるのですから…。

 

りょう育ママ

こどもにとっての“安心できる居場所”はどこなのか、一度立ち止まって考えてみるのも大切。

ひとりで悩まないで。必要なときは、話せる人に相談してみてくださいね。

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